プログラムプロパティ(indicator_chart_window)

MQL4リファレンス

MQL4では、カスタムインジケーターを作成する際に、インジケーターの表示方法や動作を設定するために#propertyという命令を使用します。

その中の一つであるindicator_chart_windowは、インジケーターをチャートウインドウに表示させることを指定します。

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サンプルコード全文

indicator_chart_windowを使用し、インジケーターの表示色を赤色に設定したコードになります。

コード説明

インジケーターの設定

#propertyはコンパイルする際に使われ、インジケーターの表示方法や見た目を設定します。

インジケーターのバッファ

インジケーターの値を格納する為の配列をバッファといいます。このバッファを使用して、計算されたインジケーターの値をチャート上に表示します。

インジケーターの初期化関数

OnInit関数は、インジケーターの初期化を行います。SetIndexBuffer関数を使用して、indBufferをインジケーターのバッファとして設定します。
これにより、計算された値がこのバッファに格納され、チャートに表示されます。

インジケーターの計算関数

OnCalculate関数は、インジケーターの主な計算部分です。ここではclose配列(終値)の値をindBuffer配列にコピーしています。
rates_totalはすべてのレート(価格データ)の数を表しており、その数をfor文でループ処理を行うようになっています。

表示イメージ画像

まとめ

#property indicator_chart_windowは、インジケーターが価格チャートと同じウインドウに表示されるかを指定する設定です。他にもindicator_color1 clrRedを使うと、インジケーターの色を赤に変えて視認しやすくするなども可能です。

サンプルコードでは単純に終値を表示していますが、同じ方法で他のインジケーターも作成出来ますので試してみてください。

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